契約
「こんばんは」


向こうから声をかけてくれた


「こんばんは。待たせちゃいましたか?」


「ちょっとだけ。待つのは慣れてるんです」


イメージ通り擦りきれてしまいそうな声だった





「どこにいきますか?」
と聞くと







「あまり賑やかな所は嫌なんで…。風間さんの家はだめですか?…」






正直驚いたが

「大丈夫ですよ」

といって家に案内した
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