今日、君が死んだ。
私は目が覚めた。
ここはどこだろう。
どうして、こんな所にいるのだろうか。
医師によると
私は、記憶喪失になってしまっていた。
それは、巨大なショックによるものだった。

退院し、ひと段落した頃。
児童期の頃とある程度のものを
覚えていた私は
君の家に行こうとしていた。
そのとき両親から
君が死んだことを知らされた。

私は薄々気づいていたんだ。
なぜか、君のことを思うと
涙が出てきてとても悲しくなる。

心は覚えていなくても
体は覚えているようだった。

もしかしたら
[君が生きているかもしれない]
そんな希望は
儚く散っていった。
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop