【完】キミにぞっこん
「や、ごめん。迷惑、だよな」
如月さんがどこか焦ったような顔になる。
「迷惑だなんて、そんな」
あたしは恥ずかしくて
如月さんから目をそらす。
なんて言うのが正解なのか
久しぶりすぎて忘れてしまった。
「ちょっとこっち」
如月さんに腕を引かれる。
会場を出たところの自動販売機の陰に
あたしを置く。
「愛來」
「きさ、らぎさん」
心臓の高鳴りが半端なくて
うまく言葉にならない。
「星那」
如月さんが呼べと言っている
「星那さん」
「さん、いらない」
「せ、な」
あたしの言葉とほぼ同時に
気がついたら如月さんの腕の中にいた。
あたしと同じくらいの速さで
心臓の音が聞こえてきて
彼の真剣さがわかる。
「愛來、俺と付き合うの嫌?」
星那があたしの顔をのぞき込む。
如月さんがどこか焦ったような顔になる。
「迷惑だなんて、そんな」
あたしは恥ずかしくて
如月さんから目をそらす。
なんて言うのが正解なのか
久しぶりすぎて忘れてしまった。
「ちょっとこっち」
如月さんに腕を引かれる。
会場を出たところの自動販売機の陰に
あたしを置く。
「愛來」
「きさ、らぎさん」
心臓の高鳴りが半端なくて
うまく言葉にならない。
「星那」
如月さんが呼べと言っている
「星那さん」
「さん、いらない」
「せ、な」
あたしの言葉とほぼ同時に
気がついたら如月さんの腕の中にいた。
あたしと同じくらいの速さで
心臓の音が聞こえてきて
彼の真剣さがわかる。
「愛來、俺と付き合うの嫌?」
星那があたしの顔をのぞき込む。