新撰組と狐のお姫様

いったい何があったのか…。





普通、刀傷は斜めに入っているもの。しかし、死んでいる者はみんな心臓を一撃でやられている。いったい誰がやったのか…。





二人は考えた。誰がやったのか、そして何人で１６人も心臓を一撃でやったのか。





平「あ！？見て、あそこ！」





総「あれは！？」





平助が見つけた先には、桜の木の下に寄りかかって倒れている美少年がいた。





総司はその美少年を昼間に見た。そして捕まえたが逃げられてしまった。





そんな美少年は、肩から血を流し、下の袴は血だらけだった。





平「まさか、こいつが1人で…？」





総「それしか考えられないね…。」





平「あ！よく見るとこいつ、肩を怪我をしているぞ！」





総「ひとまず、屯所へ連れて行こう。手当をして、こいつが目を覚ましてから話を聞こう。」





２人はそう話し、総司が沙羅を担いで屯所へ帰った。