愛してるまでの距離



「由波さん待って」


由波の腕を掴む。

由波の腕ってこんなに細かったけ



「何...」


俺の目を見る由波。

あ、久しぶりに俺のこと見てくれてる
少し涙目の由波がなんだか色っぽい
由波ってこんな可愛かったっけ。



「言いたいことあるなら言えよ」


「え...」



「あ、すいません。言いたいことあるなら言ってください」


由波に見とれて、思わず普通に話してしまった。


「...だって、、」


「ん?」


「...だって、私とキスするの、翠すごく嫌そうにするから。」


え、はぁ???


まるでそれって、俺が由波とキスするのを嫌がったから由波が怒ってるって聞こえるんだけど



「ねぇ、何か言ってよ」



「あ、別に嫌がってないですよ。由波さんは俺がキスしてもいいってことですか?」


言いたいことを言うのが由波だって思ってたけど、こんなこと言われると思ってなかった。

てかこんな素直だったけ?由波って

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