ドクターと恋を始めました。【完】



「そんな嫌々な顔をするな。

愁もそろそろ担当患者をつけないと暇な頃だろうと思ってな?」




いや、別に普段回診とか外来行ってるし。
結構多忙な方なんだけど。

別に暇人ではない。




「ってことで、
患者は17歳の千葉 琴音ちゃん。」




と、言われながらカルテを渡された。
そういえば、何でプシ科にいたんだ?

それに、真城先生まで何故ここにいてる。




「愁君も理解できてないだろうし、あとは私がざっと言うわね。

琴音ちゃんはPTSDなの。

…12年前に交通事故にあってからね。」




と、真城先生が言いながら琴音ちゃんの頭を優しく撫でた。


PTSDって、


“心的外傷後ストレス障害” のことだよな。



簡単にいえば、トラウマのこと。




「琴音ちゃんが言うにはね?

最近、家庭内環境が変わったらしくて今まで落ち着いていた症状がまた出てき始めたみたいなのよね。」


「…詳しく聞いても?」


「12年前、○○交差点で飲酒運転の車が反対車線に入ってきて当時5歳だった琴音ちゃんが乗った車が事故にあった。」


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