doctor×resident
「お前の後では聞けないの。
痛いけどすぐ終わるから。
頑張れ。」


「やだやだ、むりむりっ!!
山川先生はなしてくださいっ」


「終わったらね」



ふたりとも鬼だ。

綿棒の先端が見えて私は目を瞑った。


怖い、こわいヤダヤダ。




「いくよー
ごめんな〜痛いよー」



黒崎先生の声と同時に広がった痛み。


「いやぁっ、いたいっ!!」


思いっきり首を振ったら、あまり強く抑えてなかったらしく意図も簡単に山川先生の腕から逃げられた。



や、やばい…怒らせちゃったよ、ね。




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