doctor×resident
もう撤回するのもめんどくさくて。

信じてもらえなかったことへの悲しみの方がずっとずっと大きかった。


もういいよ。


「もう、いいよ。」


「栞っ!」


走っちゃダメということも忘れて、無我夢中に走った。



部屋で布団をかぶりながら声を殺して泣いた。


何分、何時間ずっと泣き続けた。



また、ひとりなの?

そんなの嫌なのに。



大切な人に信じてすらもらえなかった。




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