空と君とダイヤモンドと
「それもそうっすね…」



たしかにあの時、瑛梨奈を選んでいたなら
今の俺と瑛梨奈はないのかもしれない。
でも俺はそれでも瑛梨奈を好きでい続けるだろうし、告白も変わらず続けるだろう。



「だから、本当に好きな同士で付き合わせてあげてくれないかな?」



涼香さんが俺に頭を下げる。



「やめてくださいよ。でも、俺は別れないっすよ」



誰が別れるか。
せっかく手に入れた宝物なのに。



「あたしが相手になるから」



涼香さんが俺の手を握る。



「何言ってんすか?」


「だってワカあたしのこと好きだったでしょ?」


「それは過去ですよ。もう好きじゃないっす」



たしかに高校に入学したとき俺は涼香さんが好きになった。
それから先他に好きな人なんか出来なかったけど、瑛梨奈に会って全てが変わったんだ。



「あの時みたいにイイコトしようよ?」



涼香さんの言葉に俺の顔が赤くなったような気がする。

< 185 / 533 >

この作品をシェア

pagetop