空と君とダイヤモンドと
「だってさっきまでは…」
映画館でも、カフェでも。
その後買い物してたときもふたりで手を繋いで歩いていた時も。
ワカからのたくさんの愛をもらっていたはずだった。
「そんなのどうとでも言える」
「え?」
「俺、好きでもない女に好きだって言うの得意だから」
見上げた彼の顔はどんどん暖かみを無くしてる気がする。
「どう、して」
「どうして?瑛梨奈のことたしかに好きだったよ。でも手に入れたら要らなくなっちまったんだよ」
〝要らなくなった〟
その言葉があたしの心にはずしりと重くのしかかった。
「いつから?」
「え?」
「いつから好きじゃなかったの?」
いつから演技をしていたのだろうか。
まったく気づいていなかった。
ワカの愛はどれも暖かくて。
「んー。Hスタ行ったあたり?」
「なんで?」
「はは。そのあたりからリーグ戦も終わったしデート結構したじゃん。」
冷たく笑う。
映画館でも、カフェでも。
その後買い物してたときもふたりで手を繋いで歩いていた時も。
ワカからのたくさんの愛をもらっていたはずだった。
「そんなのどうとでも言える」
「え?」
「俺、好きでもない女に好きだって言うの得意だから」
見上げた彼の顔はどんどん暖かみを無くしてる気がする。
「どう、して」
「どうして?瑛梨奈のことたしかに好きだったよ。でも手に入れたら要らなくなっちまったんだよ」
〝要らなくなった〟
その言葉があたしの心にはずしりと重くのしかかった。
「いつから?」
「え?」
「いつから好きじゃなかったの?」
いつから演技をしていたのだろうか。
まったく気づいていなかった。
ワカの愛はどれも暖かくて。
「んー。Hスタ行ったあたり?」
「なんで?」
「はは。そのあたりからリーグ戦も終わったしデート結構したじゃん。」
冷たく笑う。