空と君とダイヤモンドと
「今週末…部活休みだもんね」
「はい」
「大丈夫だよ」
うちの部活は、バレンタインとホワイトデーとかそういう日になぜか休みになっている。
「よかった」
「デートでもしようか」
にっこり笑う累くんに、あぁこの顔好きだなぁと思う。
「したい!」
出会った頃のようにベランダから乗り出すような勢いになってしまう。
「ははっ。瑛梨奈ちゃんかわんないな」
懐かしそうに笑う。
「じゃあ指切りしましょうよ」
「あー…」
一瞬表情を崩す。
でもすぐに元にもどってあたしに小指を差し出す。
「指切りげんまん」
あの時は叶えられなかった約束。
だからこそまた指切りから始めたかった。
「今度は破らないから。約束」
繋がれた小指を見つめる。
「うん…。楽しみにしてます」
バレンタイン。
今思い出すのはあの日のワカの笑顔だけど。
累くんで塗り替えるんだ。
「はい」
「大丈夫だよ」
うちの部活は、バレンタインとホワイトデーとかそういう日になぜか休みになっている。
「よかった」
「デートでもしようか」
にっこり笑う累くんに、あぁこの顔好きだなぁと思う。
「したい!」
出会った頃のようにベランダから乗り出すような勢いになってしまう。
「ははっ。瑛梨奈ちゃんかわんないな」
懐かしそうに笑う。
「じゃあ指切りしましょうよ」
「あー…」
一瞬表情を崩す。
でもすぐに元にもどってあたしに小指を差し出す。
「指切りげんまん」
あの時は叶えられなかった約束。
だからこそまた指切りから始めたかった。
「今度は破らないから。約束」
繋がれた小指を見つめる。
「うん…。楽しみにしてます」
バレンタイン。
今思い出すのはあの日のワカの笑顔だけど。
累くんで塗り替えるんだ。