空と君とダイヤモンドと
それぞれのクリスマス⚾︎
「塁くん」
ベランダに出るといつものように塁くんの笑顔がそこにはある。
「明日、クリスマスだな」
「うん」
やっと塁くんと初めから過ごせるクリスマスが明日やってくる。
「やっと瑛梨奈ちゃんと一緒に過ごせる」
「ふふ。ほんとだね」
「去年は瑛梨奈ちゃん落ちてたしな」
「…うん」
ここ2年のクリスマス。
正直いっていい思い出がない。
「今年はさ、絶対に悲しい思いさせないから」
塁くんの瞳には真剣さがこもってた。
だから、今年は大丈夫なんだなって信じれた。
「やっと泣かないクリスマスかな」
「二年前泣かせたのは俺だからなんにも言えねぇ」
そんなことを言う塁くんが可笑しくてぷっと吹き出してしまう。
「笑うなよ」
「だってなんか懐かしいなって」
もう塁くんに出会って3年目の冬がきてる。
ワカに出会ってからも……──
ふとワカのことをすぐ思い出してしまうあたしは本当にバカだ。
ベランダに出るといつものように塁くんの笑顔がそこにはある。
「明日、クリスマスだな」
「うん」
やっと塁くんと初めから過ごせるクリスマスが明日やってくる。
「やっと瑛梨奈ちゃんと一緒に過ごせる」
「ふふ。ほんとだね」
「去年は瑛梨奈ちゃん落ちてたしな」
「…うん」
ここ2年のクリスマス。
正直いっていい思い出がない。
「今年はさ、絶対に悲しい思いさせないから」
塁くんの瞳には真剣さがこもってた。
だから、今年は大丈夫なんだなって信じれた。
「やっと泣かないクリスマスかな」
「二年前泣かせたのは俺だからなんにも言えねぇ」
そんなことを言う塁くんが可笑しくてぷっと吹き出してしまう。
「笑うなよ」
「だってなんか懐かしいなって」
もう塁くんに出会って3年目の冬がきてる。
ワカに出会ってからも……──
ふとワカのことをすぐ思い出してしまうあたしは本当にバカだ。