空と君とダイヤモンドと
「え、どうしよう…」


「帰ったらどうせ会うし、なんか言われたら言い訳しとくよ」


「…うん」



こういうのは自分から言うのもおかしいし。
どういう風にきりだすべきなんだろうか。



「俺だって瑛梨奈に知られたくないし。任せろ」


「ありがとう。ごめんね。変なプレゼントあげちゃって」


「ほんとだっつーの。とりあえず食おうぜ」



俺はリビングに戻る。



「そうだね。せっかくだから楽しまなきゃ。2人だけど」



架純もリビングに戻ってくる。



見られたかどうかもわからないし。
聞けるかどうかもわからないし。
そんなことをいま心配してもどうしょうもないし。


とりあえず、瑛梨奈に知られなきゃいいやってことしか考えてなかった。
別に他がどうなろうとどうでもよかった俺は最低なのかもしれない。


「お、これうめーな」


「でしょ、これ自信作」



ガッツポーズをする架純にこいつも良基と幸せになってほしいなと思う。
こいつらどうみても両思いなのに。
くっつけないのは俺らのせいかもしれないよな。

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