金木犀の季節に
そして、母上。
暖かく、大切に守ってくださって、感謝の言葉もありません。
やわらかいあなた様の雰囲気にいつも支えていただいていました。
嗚呼、もう一度お母さんのしらす丼が食べたいなあ。
どうか、俺の墓にはしらすをお供えしてください。
そのままにしておくと腐ってしまうのでみんなで一緒に食べましょう。
もしも、茅ヶ崎の海に、ふらふらとした提琴の音がしたらきっとそれは俺です。
これからは俺が母上のことをお守りいたしますよ。