君に愛されて..






「離れてから気付いた。ゆぅへの愛しいって気持ちは、妹としてじゃなくて、一人の女としてだって」

ずっと可愛い後輩


そう思ってた




「だからさ、この歌は俺のあの時の気持ちでもあるんだ。当たり前って思ったらもう遅いんだって」

3人は黙って聞いてくれていた




「でも、あいつはまだ遅くねぇんだよ。まだ間に合う」

俺みたいに後悔してほしくない



「すっげぇ良い女だよなほんと..っ..」

おかしいな

目頭が熱くなる





「お前も相当良い男だよ」


巧がポンッと俺の肩を叩いてスタジオから出て行った
少し鼻声だったのはきっと気のせいじゃない



巧は情に熱い男だし、仲間思いだから





< 207 / 249 >

この作品をシェア

pagetop