君に愛されて..
「離れてから気付いた。ゆぅへの愛しいって気持ちは、妹としてじゃなくて、一人の女としてだって」
ずっと可愛い後輩
そう思ってた
「だからさ、この歌は俺のあの時の気持ちでもあるんだ。当たり前って思ったらもう遅いんだって」
3人は黙って聞いてくれていた
「でも、あいつはまだ遅くねぇんだよ。まだ間に合う」
俺みたいに後悔してほしくない
「すっげぇ良い女だよなほんと..っ..」
おかしいな
目頭が熱くなる
「お前も相当良い男だよ」
巧がポンッと俺の肩を叩いてスタジオから出て行った
少し鼻声だったのはきっと気のせいじゃない
巧は情に熱い男だし、仲間思いだから