【完】蜂蜜色のヒーロー。
「……4人でなの」
「え? ほかに誘いたいひといるなら、呼んでもいいよ」
「……妃莉とふたりで祝いたい。それはだめなの」
てっきり、話も盛り上がらないし、ブレザーとか借りてて、あまりいい印象は与えてないから、嫌われてると思ってた。
だから余計、ふたりで祝いたいと言われたとき、嬉しかった。
「御津くんが嫌じゃないなら、そうしよう」
「じゃあ、妃莉とふたりで。つーか、高校生にもなって、祝うとか恥ずい」
「え、そう?」