【完】蜂蜜色のヒーロー。


「妃莉とふたりでデートしたい」


「……っ、そんなことでいいの?」


「そんなことがいい」



生真くんと葵が、器用に指笛を吹いたり、からかいの言葉を寄越してくるけど、もうそんなのはどこか遠くに思えて。


ただただ、私は。



ドキドキと高鳴る胸に気づかれないように、「……うん」と頷いた。







7日の日曜日、朝10時に駅前に集合になったわけだけど、前日の土曜日に葵が泊まりに来ることになった。


なぜか。


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