冷徹侯爵の籠の鳥~ウブな令嬢は一途な愛に囚われる~
童心にかえるというのは誰にもあることらしい。
クラウスが弓と矢の作り方を教えてくれると言い出したのだから。
「切れ味のいいナイフが必要だ」
裏庭でクラウスはいたって真面目に説明すると、ポケットからジャックナイフを取り出した。
弓にはよくしなるトネリコの枝がいい、と良さそうな枝を一本選んで切りとった。節や小枝をナイフで、シャッシャッと削り落とす。
生木はよくないということで、レンガ塀の日当たりのいいところに立てかけて何日か乾燥させることになった。
待ちきれず、フロイラはそれこそ子どものようにクラウスを毎日連れて行っては、木のしなり具合を確認してもらった。
ようやく、よかろうとクラウスは判断を下すと、両端につるを結びつける刻み目を作った。
枝を曲げて、麻紐をはると弓の出来上がりだった。
矢のほうが、弓にくらべるとずっと簡単だった。
まっすぐでこぶのないハシバミの小枝を何本か切り取る。片方のはしを平らに削って、弓のつるを当てられる刻み目を作った。
矢じりにはニワトコを短く切ったものをかぶせて、代わりにした。
クラウスが弓と矢の作り方を教えてくれると言い出したのだから。
「切れ味のいいナイフが必要だ」
裏庭でクラウスはいたって真面目に説明すると、ポケットからジャックナイフを取り出した。
弓にはよくしなるトネリコの枝がいい、と良さそうな枝を一本選んで切りとった。節や小枝をナイフで、シャッシャッと削り落とす。
生木はよくないということで、レンガ塀の日当たりのいいところに立てかけて何日か乾燥させることになった。
待ちきれず、フロイラはそれこそ子どものようにクラウスを毎日連れて行っては、木のしなり具合を確認してもらった。
ようやく、よかろうとクラウスは判断を下すと、両端につるを結びつける刻み目を作った。
枝を曲げて、麻紐をはると弓の出来上がりだった。
矢のほうが、弓にくらべるとずっと簡単だった。
まっすぐでこぶのないハシバミの小枝を何本か切り取る。片方のはしを平らに削って、弓のつるを当てられる刻み目を作った。
矢じりにはニワトコを短く切ったものをかぶせて、代わりにした。