浅葱色の記憶

山南敬助

「サクタ君にとても興味を持ったんだ
それは、疑いとは違うよ」


サクタ君は、とても嬉しそうに笑った


「よかった!私、間者ではないので!」


サクタ君は、今まであったどの人とも
全く違う


一つ、確かなこと…





サクタ君は、嘘をついている



それは、僕だけじゃなく
多分、皆が気づいているはず






土方君は、見る目がある



今回ばかりは、ハズレかもしれない





それでも、サクタ君のことを知りたい

まるで、新しい本を見つけたときのようだ


こんなにワクワクするのは、久しぶり


僕が、サクタ君を読み解いてみせましょう














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