浅葱色の記憶
翌日




3日目にして気がついた


本当に、不便すぎ!!!




いかに贅沢な暮らししていたのかと
思い知った



そもそも、どうやってここに来たのか
覚えてない


向こうに帰る家なんてものもないけど




戻りたい…








そんな私の気持ちに気がついたのか


「記憶が無いというのは、不便ですね
大丈夫です!きっと、思い出します!」


佳乃に励まされた


「ありがとう」




記憶が無いのは、一部分だけ
嘘ついてることに申し訳なくなる



とりあえず、居候してるんだし
お手伝いしよう!!


気を取り直し、薪割りをしていた時




「サクタを壬生浪士組に下さい!」



なんと、佳乃の両親に土方歳三が
頭を下げたのだ



「どうしてもサクタの力が欲しいんです」



佳乃が、私のところにくる


「サクタ様…」


心配そうに、私を見上げる




「話聞くだけ聞いてみよう」















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