私たちの、歪な関係
「はぁっはぁっ……」
病院につくと私は急いで受付を済ませてお母さんの病室へ向かった。
「ふぅ……」
病室の扉の前、少し息を落ち着かせる。
コンコン、
そして優しくドアをノックすると、すぐに中から「はぁい」とお母さんの声が。
私はゆっくりと扉をスライドさせる。
「お母さん……?」
そして中を見ると、私がつい3時間前まで見ていた寝ていたお母さんの姿はなく包帯や絆創膏が痛々しくも優しい顔をしたお母さんがいた。
「優衣…おはよう」
「おはよう…」
私は静かに病室のに入るとドアを閉めてお母さんに近づく。