私たちの、歪な関係




ガチャ…


「ただいまぁー」


って言っても、誰もいないんだけど。


家に入るととりあえず、部屋に行って制服から楽な服装に着替える。


するとその時丁度。


ピンポーン…


家のチャイムが鳴った。




誰だろう。
帰ってきたばかりなのに。


「はぁーい」


急いで玄関に行きドアを開けると…


「ハルちゃん…」

「やっほー」

なんで…

てかさっきまで学校にいたよね?


「優衣、忘れ物」

戸惑う私をよそにハルちゃんは私の携帯をだした。

あ…携帯……

「あー、ほんとだない!
ごめん、ありがとう」


「ふふ、いいのよ」

やっぱりハルちゃんはかわいい。

隼と上手くいってほしいなぁ。



< 39 / 318 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop