死神執事と、トラブルメーカーな私の話
「で?イヤリングはつけんの?」


「つけたくないわ」


「あんたの好き嫌いを聞いてるんじゃねえよ」


小さく笑って、ハロスは黒い髪を離した。


「ま、いいか。どうせ髪に隠れて見えないだろうしな」


「でしょう?意味ないわ」


「・・・・・・やっぱつけるか」


「ちょっと」

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