死神執事と、トラブルメーカーな私の話
「・・・ちがう」


静寂の中、哨の濡れた声がポツリと響く。


「あなたが悪いんじゃない。

・・・私が・・・」


哨の声が震える。

抑えきれない嗚咽を無理やり抑えて、けど抑えきてなくて、苦しそうに声が震える。


「・・・私のせいだから。

あなたじゃなくて、・・・私が」


「哨」


哨の言葉を遮り、名前を呼ぶ。
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