死神執事と、トラブルメーカーな私の話
そっと起き上がり、ベッドの端に手をついてハロスの顔を覗く。

黒髪の隙間から、目を閉じているハロスの横顔が見えた。


「ーーハロス」


ふと彼の名を呼んでみる。闇の中微動だにしないハロスに、哨は瞬きをして首を傾けた。


「・・・・・・寝てるの?」


自分の小さな声がかすれて響く。夜中の痛いほどの静けさが耳に染みる。哨はそっと手を伸ばしハロスの肩に触れた。指先に確かな感触を感じ、ハロスが今ここに確かに存在するのだと確信してホッとする。


「ありがとう。・・・おやすみ」


囁いて、哨はベッドに横になり目を閉じた。
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