死神執事と、トラブルメーカーな私の話
握りしめたシーツの冷たさが熱を冷やし、冷静にさせてくれる。

哨は目をつむり、深く息を吐いた。


今更こんなことを言っても始まらない。もう自分にはどうしようもないことだ。


目を開けて部屋の中を見回す。

意外にもハロスが哨の足元のベッドに腰をかけ、腕を組んでうつむいていた。哨の角度からだとはっきりとは見えないが、どうやら目を瞑っているらしい。寝ているのだろうか。


ーーそういえば以前、死神は寝ることもできるって言ってたっけ。


いつかハロスがそんなことを言っていたことを思い出す。寝るということは、夢も見るのだろうか。それともその時間は空白なのだろうか。

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