死神執事と、トラブルメーカーな私の話
緊張感で張り詰めた表情のまま、哨は微動だにしない。

何か頭の中で考えているのか、それともただ呆としているのか、かすかに見開いた目からは読み取れない。


「・・・・・・・・」


ーー自分から言えってのは、酷かもな。

壊れたマリオネットのように動かない哨を見て、昨夜の涙を思い出し、考え直す。


「・・・母親にやられたのか」


ハロスの言葉に、哨がびくりと肩を震わせ、驚愕の目でこちらを見る。


ーー肯定だな。
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