死神執事と、トラブルメーカーな私の話
「どうして・・・・」


開いた唇から抑揚のない声が流れる。哨の目の端がじわりと赤く染まる。


「ーー泣くなよ?」


手を伸ばし、哨の髪先に軽く触れる。

哨は瞬きをし、視線を下げた。


「ーーあんたのクラスメイトの執事から、少し話聞いてな。
・・・・俺に言おうとは思わなかったのか」


哨が小さく俯向く。膝の上に乗せた手が、きつく握りしめられていた。
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