死神執事と、トラブルメーカーな私の話
「ごめんなさい、せっかくのお誘いだけれど、今日はすぐ家に帰る予定だったから」


両手を胸の前で合わせて誘いを断る。


嘘ではない。

今日は今朝のことでハロスに話さなくてはいけないことがある。

クラスメイトのために時間を作れないわけではないが、そんな気分でもない。


「でも、ありがとうね、誘ってくれて。
今度お店の感想聞かせて」

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