「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
なんと・・

金というものを持っていないだけで、このような無礼な仕打ちを受けるのか・・

うむ・・

勉強になるな。。

いや、そんなことを考えている場合じゃない。

「なら、カインに金を持って来させる。だから、それを渡せ。」

俺は手を出して命じた。

「はぁ?あんたどうかしてんじゃないのか?金と交換、そうじゃなけりゃ物は渡せねぇよ。」

「この俺が命じているというのに、従えぬというのか?」

俺は目を丸くして問いかけた。

店主は目をパチクリさせて失笑した。

「あんたがどこの誰かはしらねぇが、ここじゃ俺が法律だ。あんたこそ、俺に従う義務があるんだよ。」

・・・

なんと・・

「そうだったのか・・失礼した。」

そのようなルールがあったとは・・
国が変わると俺の知らないことがたくさんあって当然だが・・
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