「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
「そして・・直属侍従へ」
一国の王子がひとりで町歩きなど・・するわけがない。
それは自分もそうなのだからわかっているつもりだ。
だが、あれは間違いなくローレルだ。
どういうことだ・・?
利発そうな方だったから、ひとりでもお忍びで町に出てしまうのだろうか?
だとしたら・・何たる危険なことだ・・。
侍従は何をしているんだ!
俺はさっさと城に向かうことに決めた。
侍従心願書を門番に見せると、間も無く侍従の間に通された。
そこには幾人かの先客がいて、各々着座して待機している。
俺もそれに倣い、ソファーに腰を下ろした。
直属侍従になるための訓練・・その期間は1年。
そのうえで今のローレル付き侍従から直接後任の命を受けた者だけが勝者だ。
間違いなくその命は俺に下る。
俺しかその役目を果たせる者はいないからな!
それは自分もそうなのだからわかっているつもりだ。
だが、あれは間違いなくローレルだ。
どういうことだ・・?
利発そうな方だったから、ひとりでもお忍びで町に出てしまうのだろうか?
だとしたら・・何たる危険なことだ・・。
侍従は何をしているんだ!
俺はさっさと城に向かうことに決めた。
侍従心願書を門番に見せると、間も無く侍従の間に通された。
そこには幾人かの先客がいて、各々着座して待機している。
俺もそれに倣い、ソファーに腰を下ろした。
直属侍従になるための訓練・・その期間は1年。
そのうえで今のローレル付き侍従から直接後任の命を受けた者だけが勝者だ。
間違いなくその命は俺に下る。
俺しかその役目を果たせる者はいないからな!