「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
「作戦会議」
キルクークはご満悦だった。

17歳

もう大人のレディだ。

そして、ようやく俺のものだ。

ああ4年間、我慢してきて本当に良かった・・!

この先の展開にもワクワクしかない。

だが・・

専属侍従という立場も決して悪くはなかったが、ローレルを娶るとなると、このままではダメだな。

キルクークは王宮の南側にある1室の扉を叩いた。

遠方の王国から王女とその侍従が訪れているのは知っていた。

というのも、自分が招いたから、だが。

扉は待たずに開いた。

そして、久方ぶりのその顔が現れた。

「お久しぶりです、我が変態王子。」

開口一番に言うことがそれか。

俺は失笑して部屋の中に入った。

王女、妹のジュアンと侍従カイン。
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