「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
我慢など・・

ローレルの腰を引き寄せて顔を近づけた。

「だっ!」

ローレルは、キルクークの顔を突っ張って拒んだ。

「やややや、やめろっ、男同士だぞっ!」

「今は、そんなふうに見えるかもしれませんが、私にはあなたは美しい王女にしか見えません。」

ひ弱なあなたが鍛え抜いた俺の力に逆らえるわけがない。

キルクークは、ローレルの腕を搦め捕り、頬に唇を寄せた。

ちゅっ・・

「やっ、やっだ、っって!!」

この滑らかな肌、なんと例えようか・・

ペロリと舌で頬を舐める。

ローレルはぞわぞわっと背筋に走る悪寒に震えた。

「やーっ、めろってば!キルクっキルクークっはなっ離せっ!」

「ヤ、です。」
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