カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編
今日は、昼過ぎから夏季講習がある。

こんな暑い日は、パーッと海に行きたいのだが、受験生の私はそうも言ってられないのだ。

強烈な日差しの中、私は仕方なく行く事に。



だって、どうしたいのかとか、夢もまだ決まってないんだもん。

やる気も暑さと一緒に溶けだしそうだよ。



バニラアイスをくわえ込み、家を後にする事にした。

「つべだぐで、おいひぃ」


誰か聞いたら、難解な独り言だろうなと思いつつ、いつもの様に郵便受けを確認。

なんか、確認しないと、落ち着かなくて。


郵便受けを開くと、一通の白い封筒が届いてた。



私宛てのようだ。

誰からだろ…?










高田 和樹


住所は書かれてはいなかったが間違いない!


カズキの字だ!


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