【完】桜が咲く前に~キミとみっつの約束~
どれだけ泣いたって悲しみは拭いきれなくて。
まだまだ真実を受け入れてないのに、なぜだか悲しくて。
きっと、心のどこかで分かっていたんだ。
だって、私はとーくんのポーカーフェイスを見破れるたった一人の幼馴染み。
そして、思い出すのは私が高校を受験したときの事…。
中2の頃、私はとてもバカで高校だって県内で一番偏差値が低い高校も受かるかギリギリのラインだった。
そんな私を助けてくれたのはもちろんとーくんで。
毎日毎日私の勉強に付き合ってくれた。
悪態なんて一度も吐かないで。
バカな私にだって分かりやすく丁寧に一つ一つ教えてくれた。
その甲斐あってか、私は受験に合格。
受かったのは偏差値もそれなりに高く、とても人気のある高校だった。