桜の季節、またふたりで
美春は、大学受験を控えた大事な時期だし、合格したら新しい世界が待ってる。
美春は絶対に合格するって思ってたから、俺の存在は邪魔になるって気がしたんだ。
俺がいなくなっても、しばらくは探すかもしれないけど、美春は大丈夫だと思ったんだ。
美春はきっと、大学4年間で、俺がさせてあげられない貴重な経験をして、もしかしたら誰かを好きになったり告白されたりして、世の中を知っていくだろうって。
それに、あの勉強教わってた大学生は、美春のことを好きだって直感があった。
だから、アイツと出かけたことはすごいムカついたんだけど、それを理由に消えられるって考えた。
それから、俺は名古屋で3年働いて、去年の4月に今の店舗へ異動になった。
その間、いつも美春の幸せを祈ってたよ。
美春が幸せなら、隣にいるのは俺じゃなくてもいいって思ってた。
だけど、やっぱりどこかで、後悔してたんだよな。
今日、桜の花びらの中で俺の名前を呼んでくれた美春を見た時、誰にも渡したくないって思った」
美春は絶対に合格するって思ってたから、俺の存在は邪魔になるって気がしたんだ。
俺がいなくなっても、しばらくは探すかもしれないけど、美春は大丈夫だと思ったんだ。
美春はきっと、大学4年間で、俺がさせてあげられない貴重な経験をして、もしかしたら誰かを好きになったり告白されたりして、世の中を知っていくだろうって。
それに、あの勉強教わってた大学生は、美春のことを好きだって直感があった。
だから、アイツと出かけたことはすごいムカついたんだけど、それを理由に消えられるって考えた。
それから、俺は名古屋で3年働いて、去年の4月に今の店舗へ異動になった。
その間、いつも美春の幸せを祈ってたよ。
美春が幸せなら、隣にいるのは俺じゃなくてもいいって思ってた。
だけど、やっぱりどこかで、後悔してたんだよな。
今日、桜の花びらの中で俺の名前を呼んでくれた美春を見た時、誰にも渡したくないって思った」