名付けないで。(BL)






「ごめん、なんか黒澤まで
帰らせてしまって……」




シャワーから出て黒澤の所に歩く。



「気にすんなよ。俺が勝手に連れ出しただけだし。…てか、やっぱ俺のデカイな」





180以上ある黒澤の服は男の俺でも
ちょっと大きい。


でもちょうどいい緩さで
この着心地は結構好きかも。





黒澤は俺をジーッと見ると
ソファに座っててって言って


風呂場の方に行く。






革張りの黒いソファに座って
さっきから付いてた昼にやってる
バラエティをテキトーに見てると




パサっ






「お前、髪まだ濡れてる」


「あ、ありがと」




黒澤がタオルを俺の頭に被せて
隣に座ってきた。



一応、拭いたんだけどなー
って思いながらもっかい拭く。






さっきまで俺、元気なかったのに



なんか平日の昼にこんな事してるの
なかなか平和だなーって
気づいたら呑気に思ってて






「黒澤、ありがとな。」




だからちょっと黒澤に感謝した。






「…なんかお前、ほっとけねーの。」


「親かよ。」





普通に友達同士の会話してるし。。


柊以外にちゃんとした
男友達いないもんな、俺。




だから俺にとって柊は凄く特別で
なくしたくなくて。







そんな人がもう1人増えたらいいのにって、







そんなフワフワしたことを考えてたら
気づいたら寝てしまってた。







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