誰よりも遠い貴方…



系列のお店へ到着!




シオ「お疲れ様で〜す♪」

開口一番!
大きな声で入店。


バーテンが

「お!シオ!お疲れ!!」

と負けじと大きな声で返してくれる。



シオ「席どこぉ〜?」


バーテン「今いっぱいでカウンターでもいい?」


コウジ「やっぱ身内はそうだよね(笑)」


バーテン「コウジ君!ハル君!久しぶり♪すみません…席空き次第移動します。」




カウンターで用意された席に


コウジ君

ハルサン

の順で並んで座った。





彼等はビール党なので
どれだけ飲んでもビールに戻る。
私は通常ビールは嫌いだけど、
酔いがピークに達してる時に限り[生ビール]だけは受け付ける。




そして…
3人の前に
[生ビール]
が並べられた。





3人で

「「「お疲れぇ〜」」」




と乾杯。







そのうちママが来て

ママ「シオお疲れ〜♪お!ハル君久しぶりだね〜元気してる?」


ハル「あ!はい。」


コウジ「ママ俺は?」


ママ「貴方はよく見掛けるじゃない(笑)」


シオ「ですよねぇ〜(笑)」


コウジ「ママもシオチャンも…(泣)」


ママ「私達もう帰るから…カウンターじゃなくて、そこのボックスに移りなさい。」


シオ「はぁい。お疲れ様です。」








ママが帰ったと入れ違いでマスターがやって来た。




シオ「マスターお疲れ様です。そして席移動しまぁ〜す♪」



とカウンター席から立った瞬間。





足がグラッ。


私の体は後ろに立っていたハルサンに抱えられた。


…へ?




と思った瞬間。
私の手の中にあった生ビールのグラスと
そのグラス半分くらい入ってたビールが
大きな音を起てて
粉々に砕け
床に落ちてた。
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