夢みるHappy marriage


「前のお手伝いさんが復帰するまで、最低でも半年」

「えっ半年!?それはだめっ」

「え?」

「時間がないの、早く相手見つけなきゃいけないのに。そんな条件のめないっ」

「お前、まさか俺の愛人やりながら、他の男と付き合うつもり?」

「だって、ここの関係に色めくようなことないでしょう?色恋沙汰に発展するなんてありえないし、体だけの関係なら私が外で何しようが関係ないんじゃ」


今のだってテストだったんじゃないの?

「……あのさ、なんでお前は俺の神経逆なでることばっかり言うかな」

「え?」

「分かった。外で他の男作る気失せる位きっちり夜の相手してもらう。そのつもりでいろよ」

「は、」

「次は泣いても止めないからな」


は、は、は?

とんでもないようなことを言われた気がして、一瞬頭がフリーズ。
そして次の瞬間、まるで火をつけられたかのように顔がぼっと熱くなる。

な、なんなの、そうまでして私の婚活邪魔して楽しいのか、こいつは……っ!



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