たとえ君が私の記憶をなくしても


風見くんはまた、キラキラした顔で私にそう言う

「・・・・勝手にして下さい。」


「ああ、勝手にさせてもらうよ。」


そうして私達は言葉を交わさないまま掃除をする


数10分後、掃除が終わり、風見くんはクラブに戻ろうとする

「・・・一応、ありがとうございました。」

手伝ってくれたしね・・・

「いや、俺がしたかっただけだからさ。」

・・・なんであなたはそんなにも

私に優しくしてくれるの?

「・・・部活頑張って下さい・・・それでは失礼します。」

「おう!ありがと!」

ドクッ・・ドクッ・・ドクッ


まただ

数日前もこんな感じだった


どうしてこんなにもドキドキするの?


どうしてこんなにも・・・


体が熱くて、頬がすぐ・・・


熱くなるの?


< 38 / 39 >

この作品をシェア

pagetop