シグナル

「実は市民の方から、

男が家の前をうろついていて怖いので何とかして欲しいと通報があったんです!

それで現場に向かい男を交番まで連れて来たんですが、

その男が自分は小学校の教師で、

ただ家庭訪問に来ただけだと言い張るもんでね」

「その人が岡嶋先生だと言うんですか?」

事態が上手く呑み込めないながらもたずねる武田。


「そうなんですよ、

本人なのか確認してもらいたいのでどなたか来て貰えませんか?」

「分かりました、

とにかく校長先生に連絡してみます」

動揺しながらもそう応えると電話を切る武田。


武田はすぐに校長の携帯電話に電話する、

だが何時まで呼び出してもつながらない。


「どうしよう、繋がらない…

あっそうだ、教頭先生」

思わずそう呟いた武田は悩んだ末、

電話帳で番号を確認しボタンを押す武田。


その後帰宅途中だった小松崎の携帯電話が鳴り、

それに気付いた小松崎が車を左に寄せて携帯電話を手に取ると、

ディスプレイには学校の電話番号が表示されており、

一体何事かと思いながら通話ボタンを押す小松崎。

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