すれ違う未来
「このお店じゃなくて、違うお店の物にした方が・・・」
私は彼に言った。
私の趣味で選んだ食器。
彼用と私用の2つずつ揃えていた。
私は色違いで揃えたお茶碗、お椀、箸だけは持って帰っていた。
他のお皿類は同じ物が2枚ずつだったから。
私ではない女性のために自分の部屋にある食器と揃いの物を探していたのだろう。
・・・よくこのお店が分かったね。
彼はこのお店に一度も来たことが無いのに。
私とは、デートはしたけれど日常的な食品の買い物などは一緒に行かなかった。
私が仕事帰りにここで生活雑貨を買って、彼の部屋の近くのスーパーで食品を購入するのが常だったから。
彼は、今の彼女のためにこうやって自ら進んで買い物をしているのだろうか?
それとも、このお店の中に彼女が居るのだろうか?
周りを見回したけれど、それらしい女性は居なかった。
ホッとしている自分が居る・・・。
私は彼に言った。
私の趣味で選んだ食器。
彼用と私用の2つずつ揃えていた。
私は色違いで揃えたお茶碗、お椀、箸だけは持って帰っていた。
他のお皿類は同じ物が2枚ずつだったから。
私ではない女性のために自分の部屋にある食器と揃いの物を探していたのだろう。
・・・よくこのお店が分かったね。
彼はこのお店に一度も来たことが無いのに。
私とは、デートはしたけれど日常的な食品の買い物などは一緒に行かなかった。
私が仕事帰りにここで生活雑貨を買って、彼の部屋の近くのスーパーで食品を購入するのが常だったから。
彼は、今の彼女のためにこうやって自ら進んで買い物をしているのだろうか?
それとも、このお店の中に彼女が居るのだろうか?
周りを見回したけれど、それらしい女性は居なかった。
ホッとしている自分が居る・・・。