すれ違う未来
彼と私の家族との挨拶が無事に終わって、私の両親はご機嫌だった。
両親も良く知っている私の親友の渚と 同僚 という事実も安心させた要因だったのでは無いだろうか?

せいちゃんの結婚式では、私の親戚が集まる。
そこで、私と彼の婚約も「身内に知らせましょうね」と母は嬉しそうに言った。
私の家族に彼が受け入れられて、私も本当に嬉しかった。

父の、「次は彼のご両親へ挨拶に伺うんだろ? 三都、失敗するなよ?」
という一言に私は一人緊張してしまった。
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