【完】Angel Heart


えーと。



これって何気に…危機ですか?





告白した返事を待つ前に。


こんなに憔悴した姿を見せられると…流石にちょっとキツイかも。





「ねぇ?ひなちゃん、ちょっといい?」



「はぁい。湊くん。なんでしょう?」


「ここん所、実楽なんかおかしいんだけど…」




何か知ってる?


そう聞いてみたら。



「ああ、アレね。あの子はあの子なりに色々と葛藤してるみたいよ。だから、出来ればもう少し待っててあげて?」




ね?と念を押してくるひなちゃんは有無を言わせないと言った感じの迫力があって。


他にも色々聞きたいことがあったんだけど、



「ん。ありがとう」


それだけ言って、オレは席に戻った。


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