一途な御曹司は、ウブなお見合い相手を新妻にしたい
お母さんの話をして感極まってしまったのか、お父さんは鼻を啜りながら笑った。
「母さんの分もしっかり美弥の幸せを見届けてやらないとな。……それに南さんと親戚になる以上、父さんも仕事を頑張らないと。実はな、美弥にはまだ話していなかったが、今作っている部品より高性能なものを開発中なんだ」
「え、そうだったの?」
初めて聞く話に驚いてしまうと、お父さんは頷いた。
「今のままでも細々と充分やっていけるが、できればもっと注文数を増やして、文句も言わず頑張ってくれているみんなの給料を、少しでも上げてやりたいと思ってな」
そうだったんだ。そういえばお父さん、最近ずっと遅くまでひとり残って仕事をしていたよね。まさか新しい部品を開発していたなんて――。
「美弥がいなくなってしまうのは寂しいが、その分父さんが踏ん張って頑張らないとな。……会社のことは気にせず、お前は颯馬さんと結婚した後のことだけを考えなさい。きっと大変だと思うが、颯馬さんもついているし心配はないよ」
お父さんの想いを聞き、目頭が熱くなってしまった。
「母さんの分もしっかり美弥の幸せを見届けてやらないとな。……それに南さんと親戚になる以上、父さんも仕事を頑張らないと。実はな、美弥にはまだ話していなかったが、今作っている部品より高性能なものを開発中なんだ」
「え、そうだったの?」
初めて聞く話に驚いてしまうと、お父さんは頷いた。
「今のままでも細々と充分やっていけるが、できればもっと注文数を増やして、文句も言わず頑張ってくれているみんなの給料を、少しでも上げてやりたいと思ってな」
そうだったんだ。そういえばお父さん、最近ずっと遅くまでひとり残って仕事をしていたよね。まさか新しい部品を開発していたなんて――。
「美弥がいなくなってしまうのは寂しいが、その分父さんが踏ん張って頑張らないとな。……会社のことは気にせず、お前は颯馬さんと結婚した後のことだけを考えなさい。きっと大変だと思うが、颯馬さんもついているし心配はないよ」
お父さんの想いを聞き、目頭が熱くなってしまった。