一途な御曹司は、ウブなお見合い相手を新妻にしたい
やだどうして海斗ってばそんなこと聞いちゃうの?
怖い、南さんの答えなんて聞きたくない。……だって南さん、仕事では笹本さんに絶対的な信頼を寄せているって言ってた。だったら彼の答えはきっと――……。
聞きたくなくて耳を塞ぐ代わりに瞼を閉じ、海斗の腕を再びギュッと掴んでしまったとき、南さんは困惑しながらも答えた。
「僕は……詳しく話を聞かないことには判断つかないけれど……でも、ごめん。仕事の面で真理愛のこと信用しているんだ。真理愛が水谷製作所の社員をゆすって引き抜き、盗みまでさせたなんて信じられない」
力強く答えた彼に、身体中の力が抜けていく。
やっぱりそう、だよね。出会ってまだ数ヵ月の私より幼い頃からずっと一緒にいる笹本さんを信じちゃうよね。
ましてや仕事に関してのことだもの。南さんの立場だったら笹本さんを信じてしまってもおかしくない。
それでも私は笹本さんだけを信じて欲しくなかった。少しは疑って詳しく事情を聞いたり、調べるって言ってほしかった。
だって南さんの物言い、まるで私と海斗が笹本さんを悪者にしたいがために、嘘をついていると言っているみたいだから。
怖い、南さんの答えなんて聞きたくない。……だって南さん、仕事では笹本さんに絶対的な信頼を寄せているって言ってた。だったら彼の答えはきっと――……。
聞きたくなくて耳を塞ぐ代わりに瞼を閉じ、海斗の腕を再びギュッと掴んでしまったとき、南さんは困惑しながらも答えた。
「僕は……詳しく話を聞かないことには判断つかないけれど……でも、ごめん。仕事の面で真理愛のこと信用しているんだ。真理愛が水谷製作所の社員をゆすって引き抜き、盗みまでさせたなんて信じられない」
力強く答えた彼に、身体中の力が抜けていく。
やっぱりそう、だよね。出会ってまだ数ヵ月の私より幼い頃からずっと一緒にいる笹本さんを信じちゃうよね。
ましてや仕事に関してのことだもの。南さんの立場だったら笹本さんを信じてしまってもおかしくない。
それでも私は笹本さんだけを信じて欲しくなかった。少しは疑って詳しく事情を聞いたり、調べるって言ってほしかった。
だって南さんの物言い、まるで私と海斗が笹本さんを悪者にしたいがために、嘘をついていると言っているみたいだから。