神にそむいても
「皇子」
庭のほうに男性が現れてその場で私たちに向かって深く頭を下げる。
「準備は出来たか?」
「はい、整いました」
「よし姫。お前たちも出かける準備をしろ」
「はい、お兄さま。さ、美姫。私たちも着替えるわよ」
「あ、はい」
「じゃあ、俺は外で待っているぞ」
うわっ!!
皇子は部屋から出ていく間際、私にウィンクをした。
もう!
キモいし!
しかも、姫がにらんでんじゃんか!
バカ!!
私、姫、皇子、
さっき皇子に準備が整ったことを伝えにきた男性、
うたさん、秋保さん。
その他モロモロ計十人くらいの集団で出発。
皇子をはじめ男の人たちは弓矢をしょって、
姫と私以外の女の人たちは背中にカゴをしょっている。
どうやら歩いていくらしい。