【新】レンタルフレンド~お友達をお貸しします~
それから1週間後、小夜子と澄香とマキヨは走って愛香との待ち合わせ場所に向かっていた。

時間は約束の午後2時にもうすぐでなろうとしている。

「タクシーで行けばいいじゃないっすかー」

そう言って文句を垂らしたのはマキヨだ。

「とてもじゃないけど、捕まりそうになかったわよ!」

言い返したのは澄香だ。

「もう、春田さんがのん気にお昼ご飯を食べてるから!

何でコース料理を出す店を選んだんですか!」

小夜子はヒーヒーと叫びながらマキヨに言った。

「だって、1度でいいからあそこの店の料理を食べてみたかったんすもーん!」

そう言ったマキヨに、
「そんなものは休日にでも行けー!」

澄香が叫びながら言い返した。

待ち合わせ場所に到着すると、すでに愛香がいた。
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