【新】レンタルフレンド~お友達をお貸しします~
愛香と一緒に近くのスターバックスに入ると、
「それでは、改めて私たちの設定の方を確認させていただきます」

アイスコーヒーを頼んだ澄香がこの場に座っている全員の顔を見回した。

「私が白川さんが高校時代にお世話になった水泳部の先輩、ですね?」

確認するように聞いてきた澄香に、
「はい、そうです」

愛香は首を縦に振ってうなずいた。

「光浦さんが中学の頃から仲良くしている同級生、と言うことですね?」

小夜子の方に視線を向けて聞いた澄香に、
「はい」

愛香は首を縦に振ってうなずいた。

「えっと、それで春田さんの設定なんですけれども…」

「あっ…」

そう言った澄香に、愛香はマキヨの設定を考えていなかったことを思い出した。

「す、すみません…」

呟くように謝った愛香に、
「幼なじみ、と言うのはどうっすかー?」

新作のフラペチーノを口にしているマキヨだった。
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