永遠に覚めることのない夢【参】
「そうですか、分かりましたわ。」

「ええ、くれぐれも…………ね?」

「ふふふ、お姉様たら、心配性なのだから。」

「そんなことないわよ、常磐。」

「まあ、ようございますわ。これ、昼休みにお返ししますので、暫く拝借致しますわ!」

「そうして頂戴ね。じゃあ、頑張りなさい。」

「え?」

「お父様とお母様、あなたがC組なのをお悔やみになっていらっしゃったの。」

「違うと思いますわ。お姉様の出来が良すぎるのですよ、きっと。だから、あなたと比べられて、困っておりますわ。」

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